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TEXT BY WILLIE WHOPPER
'60s ---- '70s ---- '80s
残念な事にナラ・レオンのほとんどの作品が未だCD化されていない。ここでは発売が待ち望まれるボックス・セットに先駆け、ナラが遺した全てのオリジナル作を紹介する。 (追記:2セットのボックスで全てのオリジナルアルバムがCD化された他、一部の作品は単体で日本盤もリリースされた)
記念すべき初リーダー作は名門エレンコ・レーベルよりリリースされた。弱冠22歳のナラの興味は既にボサノヴァからプロテスト・ソングへと移っていた。
ボサノヴァと決別したナラ。ゼ・ケチやジョアン・ド・ヴァリの裏山のサンバをレパートリーに取り入れた。
ルイス・エサやドリ・カイミが参加。地味ながらも粒揃いの選曲。永遠の名唄「カルカラ」はこのアルバムに収録されている。
会場の名を変えてしまった程人気を博したショーのドキュメント。途中体調不良で降板したナラが後任に指名したのは、当時まだ駆け出しだったマリア・ベターニアだった。
「オレ・オラ」や「ペドロ・ペデレイロ」といったシコの曲多し。アレンジはマエストロ・ガヤ。ジャケットのナラの勇ましき姿よ!
「ア・バンダ」、「ヒロシマの少女」収録。ヒマワリ(?)を括り付けたヴィオラォン片手に仁王立ちのナラは真に「プロテストの女神」である。
ジルベルト・ジルがゲスト参加。デュエット曲は「仮面舞踏会の夜」。裏ジャケットにはシコ・ブアルキから寄せられた祝辞が載っている。
トロピカリズモにおいてナラが取った行動は、かの国がかつて生んだ忘れられつつある楽曲を再び蘇らせる事だった。昨年「リンドネイア」というタイトルで再発された。
エドゥ・ロボやスエリ・コスタの選曲はちょっと意外。ちょっとずつ丸くなってきた印象を受ける。でもちょっとこのアルバムのジャケットコワイ...
いつもの路線に加え、カエターノ、パウリーニョのナンバーが新鮮。本作のアレンジャーはシドネイ・ミラー。一部の曲の伴奏は幻のテーハ・トリオ。