最古の日本語によるブラジル料理の本

| コメント(0) | トラックバック(0)


実用的なブラジル式料理と製菓の友 <<Amazon.co.jp

なんと初版は1934年(昭和9年)。1971年の第10版から、日本語とポルトガル語の並記になっています。現在のは1983年の第13版。著者の佐藤初江さんは、1901年(明治34年)愛媛県に生まれ、1924年(大正13年)にブラジルに移住した方です。まだご健在なら、103歳ですね。この本をブラジルで発刊し、同時に料理学校を設立されたそうです。1973年には、勲五等瑞宝章を叙勲されています。

参考資料:ブラジル移住年表

1934年に書かれた本ですから、さすがに旧仮名遣いではありませんが、文章表現は当時のままのようです。写真・図版もほとんどありません。今どきの料理の本と比較すると、とても使いやすいとは言えないものです。しかし、430ページのボリュームで、ブラジルの料理とお菓子の作り方、食事のマナーや、ブラジルの食材の説明など、ここまで充実したものが日本語で読めるというのは、すごいことじゃないでしょうか。

実はブラジル料理の本となっていますが、後半100ページほどは日本料理の解説になっています。ブラジルの移民社会の食生活が垣間見れる貴重な資料でも有ります。

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://g101.secure.ne.jp/~g101112/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1031

コメントする

このブログ記事について

このページは、ぢのが2005年1月27日 00:41に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ミカ・カウリスマキ最新作「Brasileirinho」はショーロのドキュメンタリー」です。

次のブログ記事は「ルイザン・マイアをブラジルに送るためのカンパ募集中です」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。