TV GLOBOの田舎レポート番組のDVDに「ムジカ・カイピーラの歴史」という番組が収録されている。2003年8月に放送されたもの。実に興味深い映像を見る事ができる。なんと、あのノエル・ローザが......
ムジカ・カイピーラの番組に、なぜノエルが登場するのか。彼の初期の曲「Minha Viola」は、1929年に録音されていますが、形式は"Embolada"と表記されています。聴いてみると立派なムジカ・カイピーラなんですね。んで、この頃彼自身もメンバーだった「Banda de Tangarás」というバンドが有りました。他のメンバーにジョアン・ヂ・バロやアルミランチがいたというすごいバンドなわけですが、ここで見られる映像はこのバンドの演奏です。全員が農夫風の扮装をしていて、ボーカルはアルミランチ、ノエルは後ろでギターを弾いています。曲名はわからないのですが、バンドの名前を織り込んだコミカルなエンボラーダ。1932年にアルミランチのボーカルでエンボラーダスタイルの曲を吹き込んでいるので、その頃の映像かもしれません。始めて見た動くノエル・ローザが、ムジカ・カイピーラを演奏しているってのは、かなりの衝撃映像。
他には、
●始めて録音されたムジカ・カイピーラ
●ムジカ・カイピーラの主要な地域と代表的なミュージシャン
●ムジカ・カイピーラのハーモニー
●ヴィオラ・カイピーラのチューニング
など、興味深い小ネタが満載。
登場するミュージシャンたちもそうそうたるメンツで、現役の大物はみんな出てるんじゃないかと思われるほどです。
そうそう、噂だけ聞いていた、ミリオナリオ&ジョゼ・リコの中国公演の映像もありました。観客は大興奮、とても盛り上がってます。この講演の大成功で中国ではセルタネージャが大人気なんだそうです。(恵比寿の中南米音楽にセルタネージャを買いにきた中国人が現れたという後日談も有ります。)
字幕がないので、深いところまでは理解できていませんけど、音だけでなく、背景に有る文化や生活を映像で見ながらムジカ・カイピーラの歴史に触れる事ができる貴重なドキュメンタリーです。
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他にも数編の番組が収録されています。ミナスでの「ヨーグルトとポン・ヂ・ケージョの作り方」ってのも面白かったですね。「ブラジルのフルーツ」って番組が面白そうだなと思ってみると「ジャブチカバの防虫対策」とか「アサイーの受粉の仕方」とか「カジューの苗の作り方」とかでした。農村レポートだもんね。

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